綿雲と雨音

綿雲と雨音 雑記

田んぼ道を運転すると青空にぷかりと浮かんだ綿雲が目の前の車窓を流れていく。

生まれ育った東京、結婚を機に過ごした神奈川を離れ、約500km離れた夫の郷里である岩手に引っ越してきたのは4年も前のこと。

移住組あるあるでしょうか。何気ない会話の折に東京生まれと知られると「都会から来たなら退屈でしょう」とよく言われます。

いえいえ、とんでもない!

引っ越してきて間もない頃、さえぎるものなく広がる青空にふわふわと流れていく雲の美しさに、ああ、宮沢賢治の「雲の信号」だ…と切なくも美しい景色に震えるほどに感動した私。

東西南北にひろい県土を持つ岩手はいずれもゆったりとした空気が流れ、物静かで穏やかな人が多い。

晴れた日はのどかな綿雲が、雨の日は雨音の心地よい音が流れる、そんな岩手が大好きになりました。

なにより岩手は食の宝庫。

産地ならではの旬を味わう楽しさは食いしん坊にとっては贅沢の極み。

元々好きだったカフェ巡りに拍車がかかり東西南北に広がる岩手を駆け巡ることに。

当ブログ「綿雲と雨音」では日々のいわて暮らしの中で見つけたお店やお菓子の話などを綴ります。

どうぞお茶っこついでに立ち寄るようなつもりでお付き合いください。

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