岩手県、盛岡市青山。市街地から少し離れた住宅街に、平日3日間しか営業しない素敵なパティスリーができました。その名も、Naïf(ナイーフ)。
Naïf(ナイーフ)
倉庫を改築して作られたお店はこぢんまりとしており、扉を開けてすぐのショーケースにはショートケーキやプリン、棚の上には焼き込みタルトや、サブレなどの焼き菓子が並びます。

いくつもドライフラワーが飾られた小さなお店は、ガーリーでとても可愛らしい。パティスリーというよりお菓子屋さん、と呼びたくなるような、素朴で可愛らしいお菓子にも思わず笑顔に。
いろいろ買ってきましたので、一つずつご紹介しますね。
マスカルショート

ナイーフと言えばマスカルポーネクリームを使ったショートケーキ、マスカルショート。これが食べたくて仕事を休みました!
真っ白なマスカルクリーム、淡い卵色の生地にいちご。砂糖由来の甘さではなく、素材の甘みにふんわりと包み込まれるよう。飾らぬその佇まいがノイズの多い日常をリセットしてくれます。
季節のタルト(いちご)

大きないちごをごろん、と乗せた季節のタルト。さっくり焼き上げられたタルトにアーモンドクリーム、カスタードを敷いたところに、存在感のあるいちごが鎮座する。
瑞々しいいちごと滋味深い焼き菓子の組合せはいいですね。見た目にも華やかでおやつ時間が華やぎます。
いちごの焼き込みタルト

ザクザクとしたクランブルをたっぷり乗せた焼き込みタルト。こちらも先ほどと同じくいちごを使ったお菓子ですが、焼くことで水分を飛ばし旨みがギュッと閉じ込められています。
焼き菓子ならではの香ばしさ、食感の楽しさ、果物の旨みが相まってほんとにおいしい…。粉ものおいしさを堪能するケーキですね。ミルクティーやカフェオレがよく合います。
プリン

みんな大好き、基本のプリン…ですが、このビジュアル!ぽんぽんと並ぶクリーム、ただそれだけでこんなに心躍るものなんですね。
固めプリンと、なめらかプリンの中間でしょうか。すくってみるとトロンとした食感のプリンが現れます。底のカラメルと合わせると、ほわーんとしてしまう。幸せの味ってこういうのを言うのでしょう。
まとめ

ローカルエリアの注目点として、先日「料理通信」にも掲載されたナイーフ。パッと見にはシンプルですが、一つ一つが丁寧に作られ、素材も含めた人の温かさを感じるような素敵なお菓子でした。
お菓子作りが大好きな女の子がお店を作ったら、きっとこうなるんだろうな、という印象ですね。家族や友達と心地よい時間を過ごしたい、そんな時に食べたくなるケーキ達。
今回は生ケーキを中心にご紹介しましたが、実は焼き菓子もものすごくおいしいので、こちらはまた機会を見つけてご紹介したと思います。
営業日は水木金。そして営業時間は11:00~15:30と、平日働いてる人にはかなり厳しい営業スタイルですが、仕事を休んでも行きたい!と思える素敵なお店でした。