チョコレート王国ベルギー。首都ブリュッセル、旧市街の面影を残すグランプラスとはブリュッセル中央駅を挟んで反対側、5分ほど歩くと「ローラン・ジェルボー(Laurent Gerbaud)」の赤いファサードが見えてきます。

アジア各地の食材に精通するショコラティエ、ローラン ジェルボー。フルーツやスパイスの扱うのが得意で、店内にはボンボンショコラ、タブレット、ドライフルーツにチョコレートをコーティングしたあらゆるチョコレートがずらりと並びます。

ショーケースの様子。木箱に収められたチョコレートが美しく並び、宝物がいっぱい詰まった引き出しをのぞき込むようなワクワクした気持ちになります。
テラスの他、店内にイートインが併設されているため、ここでは好きなチョコレートを1つから頂けます。マンディアンとカレーのボンボンショコラを頂いてみることにしました。

マンディアンは3cmほどの円盤に配されたナッツとドライフルーツがこぼれそうなほど乗っており、香り高いダークチョコレートよく合います。おつまみの様な感覚でポイポイと食べてしまいそう。
もう一つはスパイス使いの名手と信じつつも、味の想像がつかずドキドキしながら頂いたカレーのボンボンショコラ。なんとこれが衝撃のおいしさ!
カレー粉のようなボソボソした感じではなく、するりと溶けるフルーティなガナッシュからエスニックな風味がパァンと広がる。華やかで上品に薫るスパイスが見事。チョコなのにカレー、カレーなのにチョコレート。すごい、すごい!ものすごくおいしい!!
また、ベルギーのカフェと言えば、飲み物を注文すると大抵小菓子を添えてくれるのですが、ここはチョコレート専門店。

なんと、フランボワーズのボンボンショコラが出てきました。ベルギーなんていいところなんでしょうか。甘酸っぱいフランボワーズ、とろけるガナッシュにうっとり。
私が訪れた2018年の時点では、日本では取扱いがなかったため、ローランのチョコが欲しければ今買うしかない!と、いろいろ選んで詰めて貰いました。どれもこれも美味しそう。

こうしてチョコレートを選ぶ時間も旅の愉しみですよね。

125g用(19.95ユーロ)の箱に詰めたのがこちら。白いリボンをかけて頂きました。さてさて中身はどうなったかと言いますと…。

ばばーん。チョコの数ではなく箱のサイズで値段が決まるのですが、スタッフのお姉さんがまだ入るわよ!とギッシリ詰めてくれました。嬉しい。ボンボンショコラだけでなく、オランジェットなども選べます。
ボンボンショコラは鮮度が命。こんなにぎっしり持ち帰ったのに帰国後、あっという間に食べきってしまいました。美味しいものは消えるのが早い。ローラン・ジェルボー。ブリュッセルに行く時は必ず訪れたいショコラトリーです。
追記:ブリュッセルではもちろん上記のようにイートインも1粒から可能ですし、ちょっとしたおやつにいくつか買う時はこんな簡単なパッケージに入れてくれました。

ショコラ片手にブリュッセル散歩も楽しそうです。
※この記事は2018年に執筆したもののリライトとなります。