「クラフティ(clafoutis)」は岩手県盛岡市にあるチョコレート専門店。オーナーパティシエの佐々木 秀光氏は、パティスリー キハチ出身で、当初はパティスリーでしたが、2018年よりビーントゥーバーのショコラトリーとなりました。
地元のチョコレート専門店とあれば、そりゃもう心が躍ります。リニューアルして、店内もカカオ感いっぱいになったクラフティで、さっそくタブレットを購入してきました。
Bean to Bar タブレット コスタリカ 70%

カカオ豆がデザインされた窓あきのパッケージから、チョコレートが覗きます。このチラッと見えるの良いですね。
シンプルでスタンダードなブロック型のモールド。非常に薄いタブレットです。少し力を入れるだけで、パキっと割れます。とても軽やかなクラック音。

鼻を近づけると微かに収れん性を帯びたしめやかな香り。森のようなにおいですね。落ち葉や古木が呼吸するような深く、しっとりとした空気感。
サラサラとした粒子感。ヘーゼルナッツラテのような、クリーミィでコクのある甘みがじんわりとひろがります。
次第に黄桃のような果実味が現れ、甘苦いキャラメル、シナモンのようなスパイスを感じるように。食べるほどにいろんな顔を見せてくれます。

バランスがとてもよく、フルーティだけど走り過ぎない親しみやすいチョコですね。チョコチップにしてクッキーに混ぜたりしてもおいしそう!
カカオ豆の焙煎からチョコレートまで一貫したチョコレート作りを行うビーントゥーバーのお店、日本国内でも随分と増えてきましたが、私が住む岩手でもこうしたお店が出てきたことを嬉しく思います。