フェリシモ通販ならではの独自のセレクトにより、世界のローカルチョコレートが楽しめる「幸福のチョコレート」。
2021年、ベルギーで大人気のショコラティエを集めたセレクションボックスが登場しました。その名も「ベルギーハートセレクション」。
国をまたぐ往来が難しくなったこの1年でしたが、こんな時だからこそ、とベルギーのショコラティエたち、日本のチョコレートファンのために、各々の思いを込めたハート型のボンボンショコラを作ってくれました。
ベルギー好きにはたまらない、夢のようなドリームボックス。日本ではほとんどお目にかからない、珍しいチョコレート達にわくわくします!
ベルギーハートセレクション

色も形もそれぞれ個性的なハートのボンボンが並ぶ夢の箱。開けた瞬間に「かわいい!」と言葉がこぼれます。
見るだけでも嬉しくなってしまう、まさに「幸福のチョコレート」。さっそく、上段左から順にレビューしていきます。
ショコラティエ シャンパーニュ/ホワイトチョコ×ラズベリーガナッシュ
ビターベースのラズベリーガナッシュをホワイトの甘さが包み込む。シェルがやや厚いクラシカルなボンボンですね。酸味が穏やかで、ふわりと甘い。
クリストフ デ グローブ/ミルクチョコ×ヘーゼルナッツプラリネ
シェルは薄く、ガナッシュのようになめらかなプラリネがぎっしり。ヘーゼルナッツの濃厚な旨みがギュッと詰まるも香りは軽やか。甘やかなミルクチョコレートの相性が素晴らしい。
バンデン ヘンデ/ルビーカカオの塩ピーナツ入りプラリネ
ザクザクとしたピーナツの食感が印象的。薄いシェルの中にクラッシュピーナツを練り込んだプラリネがぎっしり。香ばしいプラリネはおいしいのですが、ルビーとの相性はちょっと微妙かも。
モリトール/ダークチョコ×高カカオガナッシュ
エスプレッソのような濃密な香りとコク。ガナッシュはややパウダリーですが、実に美しく溶けていきます。力強いカカオ感に感服の1粒。ハイカカオ好きにはたまらない1粒。
ボーン ショコラティエ/ホワイトチョコ×スペキュロスプラリネ
思いのほかスパイス感は控えめ。ザクザクとしたプラリネは優しくナッティ。消えゆく瞬間、ほのかに香るシナモンクッキーに、スペキュロスの面影を感じます。
パティスリー ジオ/ホワイトチョコ×柚子キャラメル
キュッと裾がシェイプされたセクシーな黄色いハートのボンボン。目の覚めるような柚子風味のキャラメルを、じんわり溶けるホワイトチョコがまろやかに包みます。きゅん!ってする。
アルティミ ドゥ ショコラ/ミルクチョコ×パッションフルーツキャラメル
おお、これは。カリッとしたシェルからとろ〜っとパッションフルーツ風味のキャラメルが流れ出す、セミリキッドタイプですね。パッションフルーツの爽やかな酸味とミルクチョコの甘さのバランスが絶妙。
ショコラティエM/ダークチョコ×ミントキャラメル
最初に感じるのはタバコ。スモーキィな香りから始まる、ビターガナッシュはウッディでフローラル。ゆっくり広がるカカオフレーバーにフレッシュミントが品よく香る。エレガントで上質な味わい。素晴らしいです!
アルティマール/ホワイトチョコ×パッションフルーツソース
鮮やかな色彩が目を引く、ころん、とキュートなボンボン。バニラの香りたっぷりのミルキーなホワイトチョコに、パッションフルーツのガナッシュが合います。穏やかにひろがる夏の香りに顔がほころびます。
総評
次はどんなだろう?とワクワクドキドキする時間の楽しかったことと言ったら!
さすが、チョコレート王国ベルギー。チョコレートにちゃんと「顔」がある。色も形も異なるハートに、それぞれのショコラティエの持ち味が現れており個性豊かなベルギーチョコレートの世界を堪能しました。
ベルギーらしく、ボンボンのスタイルは、クラシカルなシェルタイプが殆どですが、ホワイト、ミルク、ダーク、ルビーと実に様々なコーティングに、ガナッシュ、プラリネ、キャラメルと盛りだくさんで、組合せの妙が楽しめます。

個人的にこれは!と思ったのは、ゴーエミヨにも掲載された実績のあるクノックの「ショコラティエM」。現地でボンボンを食べた時の感動がよみがえりました。口どけと香りが実に美しい。
それと「モリトール」ですね。こちら店舗はなくホテルやブティックの卸がメインのようですが、パワフルに香るカカオの香りが素晴らしい!シンプルながら心をガっと鷲掴みにされました。
ベルギーのショコラティエたちから日本のチョコレートファンへの愛がぎっしり詰まった夢の箱。とても幸せなバレンタインとなりました。ベルギーチョコ万歳!!