青森県弘前市にある「浪漫須貯古齢糖(ロマンスチョコレート)」。
須藤銀雅氏による、チョコレートや合わせる素材の香りの組合せが面白い、クラフトチョコレートのお店で、面白そうなチョコレートを見つけました。
ピスタチオ

窓あきのパッケージから雄々しい鹿が見つめています。紅色の房飾りが神々しさを感じさせます。
開封直後から甘いやわらかな香り。明るいミルクチョコレートの色をしていますが、これなんとミルクを使っていなんです。
やわらかでミルキーなその理由はピスタチオ。粉乳の代わりに大量のピスタチオを加えて練り上げたマイルドチョコレートだそうです。割った感触はほくり。

オイリーでまろやか。とてもなめらかな舌触りですが、時折さらりと感じるる粒子感。ガーナ産カカオが、上品なピスタチオの香りをナッティにまとめています。程よい香ばしさと若草のような瑞々しさにうっとり。
粉乳ではなくピスタチオを使うことで、これほどまでにミルキーなチョコレートになるんですね。何も言われなければカカオ分40%ほどのミルクチョコだと思ってしまいそう。
口に入れた途端にすっと溶け、ピスタチオクリームを味わうような、とろけるチョコレートでした。